こんにちは春日部デンタルクリニック院長の佐野です。

最近、他の患者さんと同じように被せ物をセットしてもすぐに取れてしまう患者さんがいらっしゃいました。歯を見てみると表面がかなり削れており、歯ぎしりを強くしている事が予想出来ました、取れないように溝をしっかり削って何とかもっているようですが、この場合は全体を被せるクラウンにした方が良いのでは無いかと悩んでしまいます。ただ健康な歯を削りすぎるとしみたりするのと保険だと銀歯になってしまうので難しいところです。

被せたものが取れてしまうにはいくつか原因があります。

一番多いのが、隙間から中で虫歯が進行して取れてしまう

接着したセメントの劣化により取れてしまう

歯が削れたり、欠けて取れてしまう

噛み合わせや歯ぎしりの力で脱離してしまう

大きく分けてこの4つに当てはまります。

対応策としてはどんなに適合がよく作っても細菌が侵入してしまう隙間はあるので、お口の中を出来るだけ清潔にしておく事が一番です。歯が削れてしまうのは経年による変化なので、ゴールドのような歯と出来るだけ硬さの近い金属を使うと一緒にすり減ってくれるので、ギャップが生まれにくくなります。

欠けたり削れないようにするには全体を被せるクラウンが良いのですが、上記の理由により抵抗があります。脱離に抵抗する溝をつけたり歯の厚みをつける事で歯が欠けるのを防止して取れにくくする事が出来ます。

歯ぎしりや食いしばりは無意識でやっている方が殆どで、マウスピースを夜間使用する事で歯へのストレスを軽減する事が出来ます。

結局、歯の治療の行き着くところはプラークコントロールやシュガーコントロール、そして噛み合わせになります。普段やっている治療は人工物に置き換えているに過ぎないので、普段の磨き方や食事指導が菌やお口の中の状態を整える作業が根本的な治療と言えます。

取れにくい詰め物や被せ物は素材や適合が重要ですが、日々の歯ブラシやメインテナンスが大事です。