こんにちは春日部デンタルクリニック院長の佐野です。

先日、鍼灸のT先生と話した時に出た話を紹介します。

T先生は当法人で鍼灸マッサージを担当して頂いています、これから間違いなくニーズのある在宅医療に関していろいろな事を考えている熱い人です。

そのT先生が現在、施設で訪問マッサージで対応している92歳の患者さんがいらっしゃいます。その患者さんに一番したい事は何ですか?と聞いた所「中トロのお寿司が食べたい!」と言っているそうです。その患者さんが中トロを食べるにはまず外出するためにある程度介助ありでも動けるようにならないといけません。そのために訪問医科による全身管理で安定したバイタルが必要ですし、動くためのリハビリも必要になります、そしてお口でモノを食べるために入れ歯でしっかり噛めるように調整しなければなりません。これらの条件が全てそろった段階で患者さんが外出して、美味しい中トロを食べる事が可能になります。

現在、当法人の医科クリニックによる管理でバイタルも安定し、訪問マッサージによりある程度動ける見通しが出来て、訪問歯科により入れ歯の調整も進んでいるとの事です。

T先生は絶対患者さんの要望をかなえたい意気込んでいて、その患者さんが中トロを食べている姿を思い浮かべて、コレって凄い事ですよね!と言っていました。

自分はマッサージで出来るだけの事は出来るけど、医科、歯科も連携しなければ絶対に出来ない凄い仕事だと言っていました。

現在、地域医療は様々な業種が関わってはいますが、連携と言う面ではまだまだだと思っています。同じ法人で連携を取りながら1人の患者さんの要望を聞いてかなえていく良いモデルケースになると思います。

訪問に限らず僕の担当する外来でも患者さんの要望を良く聞いて喜んで頂けるような治療をしていかなければならないと、医療人としての原点に帰れた話でした。

中トロと言わず大トロ、炙りマグロとかウニとかなんでも食べて欲しいですね~