定期的な歯科検診でオーラルフレイルを防ごう!

こんにちは。 春日部デンタルクリニックです。
皆さまは「オーラルフレイル」という言葉をご存じでしょうか。
「オーラル」は「口腔」、「フレイル」は「虚弱」という意味で、加齢に伴う口腔機能の衰えが、心身機能の低下につながるという考え方のことを「オーラルフレイル」といいます。
オーラルフレイルは、健康な状態と要介護状態の中間の段階にあり、見逃したままでいると徐々に進行してしまうことが特徴です。
今回は、オーラルフレイルを放置するリスクや改善方法について、お話しします。
オーラルフレイルを放置するリスク
オーラルフレイルを放置すると、全身のフレイルにつながったり、介護が必要となるリスクや死亡リスクが、そうでない方に比べて、約2倍になるといわれています。
このように、オーラルフレイルは全身の衰えの前兆であり、いくつかの段階を踏んで進行するため、早期に対処することが大切です。
オーラルフレイルを改善するためには?
オーラルフレイルは口腔内の健康状態に気を付けることで、予防・改善する場合があります。
毎日の丁寧な歯みがきに加え、歯科医院で定期的にクリーニングを受けるなどの口腔ケアや、虫歯や歯周病などの病気がないかチェックを受け、口腔内を常に清潔に保つようにしましょう。
また、オーラルフレイルの改善には口腔体操が効果的です。
たとえば、ゆっくりお口を開いてそのまま10秒間キープし、次にお口を閉じて10秒間休むといった簡単な動きでも飲み込む力が鍛えられ、むせなどのオーラルフレイルの症状が改善できます。
これに加えてパタカラ体操や早口言葉を取り入れると、お口の動きが良くなり、滑舌改善にもつながります。
まとめ
「食べ物が飲み込みにくい」「食事中によくむせる」などの症状がある場合は、オーラルフレイルの恐れがあります。このような状態が続くことで食事が億劫になり、食べる量が減ったり、同じものしか食べなくなることで、さらなる口腔機能の低下や栄養の偏りを生じる場合があります。オーラルフレイルは、早めに発見して適切な対応を行うことで改善できるため、放置せず、症状の改善に努めましょう。
また、歯を失うことでオーラルフレイルのリスクがさらに高まります。虫歯や歯周病などの歯を失う原因になる病気がないか、定期的に歯科医院でチェックするようにしましょう。
当院では虫歯や歯周病チェックのほか、口腔リハビリテーションなども行なっています。患者さまのご希望に応じて食べる機能の診断や、診断内容に基づいた機能訓練なども行なっています。気になった方はぜひお気軽にご相談ください。
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