奥歯の平均寿命はどのくらい?奥歯を守るためにできること

こんにちは。 春日部デンタルクリニックです。
皆さまは、ご自身の歯の「平均寿命」についてご存じでしょうか。
毎日の歯みがきをしっかり行うことで、生涯を通じて自分の歯を使い続けることができます。
しかし実際には、歯の寿命は体の寿命よりも短い場合がほとんどです。
今回は、歯の平均寿命と奥歯の大切さについてお話しします。
歯の平均寿命について
厚生労働省の調査によると、歯の平均寿命はおよそ50年~65年とされています。
中でも、奥歯は最も寿命が短い歯とされており、前歯より10年以上も早く失われてしまうといわれています。
一方で、日本人の平均寿命は2024年時点で男性が約81歳、女性が約87歳です。
最も寿命が短いとされる「第二大臼歯」は平均寿命が約50年といわれており、10歳頃に生え揃った場合でも、体の寿命と比べて20年以上早くなくなる計算です。
奥歯の寿命が短い理由
奥歯は歯ブラシが届きにくく、みがき残しが多くなりやすいのが特徴です。
また、奥歯には深い溝があり、根元がくびれているため、歯垢(プラーク)がたまりやすい形をしています。
こうした理由から、奥歯は虫歯や歯周病になるリスクが高く、寿命の短さにつながっています。そのため、奥歯は特に丁寧にケアすることが大切です。
奥歯と健康の関わり
奥歯の大切なはたらきのひとつとして、食べものをしっかり「噛む」ことが挙げられます。
食べものを噛むとき、奥歯には自分の体重と同じくらいの大きな力が加わるといわれています。
また、奥歯を1本失うと、食べものを噛む力は30~40%も低下するといわれており、食べものの消化や栄養の吸収も悪くなってしまいます。
このように奥歯は、体の健康とも深く関わっています。
まとめ
奥歯は他の歯よりも寿命が短い傾向にあります。
みがき残しによって汚れがたまると、虫歯や歯周病にもなりやすくなるため、日々の丁寧なケアが大切です。
また、セルフケアだけでなく、歯科医院での定期検診やクリーニングも欠かせません。
当院では、定期検診を通してお口の健康状態をしっかりチェックし、正しい歯みがき方法の指導なども行なっています。
お口の健康を守るために、気になることがあればぜひお気軽にご来院ください。
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