3月8日は残薬をへらす日、残薬の対処方法は?

残薬 対処方法

こんにちは。
春日部デンタルクリニックです。

3月8日は「ざんやく」と読む語呂合わせから、薬の「飲み忘れ」や「飲み残し」をへらすように意識してもらうことを目的として「残薬をへらす日」に制定されています。
胃部レントゲン検査でもらう下剤や歯科医院で処方された痛み止めなど、体調により調整する薬は残しがちです。
このように処方された薬の残薬は日本全体で年間総額500億円以上にのぼるとも言われています。
今回は、残薬をへらす方法や、残薬の対処方法についてお話ししたいと思います。

残薬の原因とは?

残薬が増える原因で多いのが「薬の飲み忘れ」「服薬回数の間違い」「薬の紛失」です。何度も薬を飲み忘れたり、1日3回の薬を1日2回と勘違いしていたり、薬そのものをなくしてしまったりして、薬が残ってしまいます。また、「体調が回復したから」という理由で、処方された薬を飲み切らず、勝手に薬の使用をやめてしまうケースもあります。

さらに、薬が残ってしまった場合に、多くの方が医師に薬が残っていることを伝えづらいと感じているのも原因のひとつです。医師が残薬を把握できれば対策も考えられますが、ほとんどの場合、対策できずに残薬が増えてしまう悪循環となってしまいます。

残薬を飲んでも大丈夫?

残薬は、勝手に服用したり、人に分けたりしてはいけません。
残薬を勝手に服用してしまうのは、健康に影響が出るなど思わぬトラブルのもとです。薬には使用期限があり、使用期限切れの薬を使うと、効果が得られないだけでなく、悪影響を及ぼす恐れもあります。

また、家族や知人に残っている薬を勝手に分けることは危険です。副作用のある薬や、相手にアレルギーがある場合は、深刻な事態となってしまう可能性も…。薬は人それぞれの体質や体重、生活スタイルなども考慮して処方されていることを忘れないようにしてください。

薬は使用する分だけもらおう

「心配だから多めに薬をもらいたい」という方も多いと思います。しかし、体調がよくなり薬を飲み忘れてしまったり、途中でやめてしまうことにつながりやすいので、使用する分だけを処方してもらいましょう。
医師や薬剤師の指示にしたがって、薬をきちんと飲み切ることが大切です。